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ベニヤ板は半製品と見なされますか、それとも完成品ですか?
FSC製品分類基準によれば、ベニヤは広義には加工製品に分類されますが、木材製品のサプライチェーンにおいては、より正確には半製品として分類されます。
ベニヤは、丸太をスライスまたはロータリーピールすることで生産されます。しかし、通常は家具、フローリング、装飾用パネルなどの完成品になる前に、ラミネート加工、プレス加工、切断などの追加処理が必要です。したがって、ベニヤは明確に半製品の定義に当てはまります。
以下は、公式なFSC基準に基づく裏付け証拠です:
- FSC STD 40-004a V2-1「製品分類」
において、WOOD PRODUCTS(木材製品)カテゴリーの下に「W7 ベニヤ板」がレベル1カテゴリーとして記載されており、レベル2のサブカテゴリーには「W7.1 旋削ベニヤ」「W7.2 スライスベニヤ」「W7.3 ソーベニヤ」「W7.4 ベニヤストリップ」が含まれています。 これは、ベニヤ板が原材料の段階を超えた加工された材料であるものの、最終製品ではないことを示しています。 - FSC STD 50-001 V2-1 における完成品の定義
完成品とは、最終用途の前に加工や包装などのさらなる処理を必要としない製品、すなわち他のFSC認証製品の製造のために再加工されない製品を指します。
ベニヤは通常、合板(W8)、造作材(W11)、家具(W12)などの下流製品を製造するための中間製品として使用されます。
したがって、ベニヤはそのまま最終用途に使われることがなく、さらなる加工を受けるため、完成品の定義には該当しません。 - FSC商標基準:半製品への使用について
FSC商標基準では、認証を受けた企業が半製品にFSCラベルを使用することを許可していますが、これはラベルがさらなる加工や非認証企業への移転の前に取り外し可能である場合に限られます。この要件は、ベニヤ板のような素材がFSCの管理連鎖(Chain of Custody)システムにおいて半製品と見なされることをさらに裏付けています。

